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最後の日・6時間目。
教室に入ると黒板にこんなものが書いてあって感動しちゃいました。
2週間って短い、もうちょっといたかったなと思いました。
以前の HOME PAGE の TOP のデザインでした。



教育実習 (2001.6.11〜6.22)

                        教科・授業時間
 教科は社会科。1年4組小谷先生の指導のもと2週間通いました。授業は道徳の時間が1時間・1年生地理の時間が8時間と周りと比べると少なかったかも。後の空き時間はたいてい他の先生がたの授業を見学させていただきました。英語や数学などの授業の工夫や授業の雰囲気などはなにげに勉強になりました。



                       生徒とのふれあい
 生徒と年齢の差はあるけれど、ふれあい方や言葉づかいなどなるべく近い姿勢でいられるように心掛けることで、仲が深まった気がします。しかし、いつも同じでは、相手は純粋な子供です。やりたいことをやってしまったりします。だから、きちんとしなければならないところは注意をしなければならないなと感じました。また、たいてい聞いてくれます。いい子ばかりだから。
 もっと積極的に子供たちとふれあえば、もっと仲良くなれたし、楽しかったんじゃないかと思うんだけど、実習前よりも生きる元気がすごく増えた気がして良かったと思ってます。


                           おれい
 実習終了後には花(植木)を買っていきました。クラスに植物がなかったので。植物を身近に感じることで自然を大切に、ということと自然の美しさの中で落ち着いた学校生活を送り、心の大きな人間に育ってほしいという願いを込めて。


お別れの言葉として3つのことをしゃべりました。
@恋をしよう。好きな人を作ろう。 恋をして失恋もしていろいろな経験の中で他人の気持ちを理解できる優しい思いやりのある人になってもらいたいなってことで。


A趣味を持とう。部活を頑張ろう。 何かに特にこれといって目的もなく始めてみるのも趣味の第1歩。それで何かを好きになるってこともずいぶんあるし。何かに打ち込むことで「感じる」ことを常にしてほしいってことで。楽しい・悲しい・うれしい・腹立たしいなど、感情のある温かみのある人に育って欲しい。


Bチャレンジしよう。たくさんの経験や体験をしよう。 いろいろなことを体験することで、いろいろなものの見方や考え方を知り、他人を気遣える心を養って欲しい。またいろいろな経験から自分の道をしっかりと切り開いていき独自性のある人生を歩んで欲しい、また自分なりの考えをもって欲しい。そして、たくさんの先輩方(大人たち)を見て、憧れやモデルを発見し、夢を持って向上心を抱いて生きていって欲しいということで。



教実習の感想(2001年6月)
 全体をとして感じたことは、先生も生徒も年齢は違うけれども、同じ人間なんだということでした。授業においても、休憩時間や部活動でも、生徒を上から見下ろすのではなく、生徒と目線の高さを同じにして『一緒に』遊んだりすることで、友達に近い関係、つまり、信頼関係や刺激し合える関係になれるのだと思います。 今回においても、実習前よりも『生きる力』が自分に増えたように感じます。これは、生徒から学んだ、生徒から元気付けられた結果であると思います。立場がどうであろうと刺激し合える関係というのが、触れ合うということには必要だと感じました。それは、生活指導や注意の仕方にも関係していることであり、一方的に叱るように注意するのでは、生徒からも嫌がられ、信じられない人になるだろうし、改善も見られないどころか、悪化してしまうだろうと思います。
 今回感じたこととして、生徒は思ったよりも善悪の判断がしっかりとできているんだなということがありました。ただ行動が伴わないだけなのだなということを感じました。だから注意の仕方も、時にやさしく、時には厳しくというメリハリをつけながら、長い時間をかけてよいから、改善するようにしていけばよいのだと考えます。
 そして、このたび人間関係のふれあいという中で技を一つ身につけました。触れてあげるということです。やはり、人間、五感を使って生きているんだから、聞かせるだけよりは、よほど良いことだと思います。触れてあげることで生徒との距離が近くなったし、生徒からしても不安が取り除かれるのだろうということを感じます。何よりも、生きる力・生きることの魅力を感じることのできた実習でありました。


教育実習を終えて記したREPORT(2001年9月)
   『 地域に根ざした教育・学校づくり 』
 ふれあい活動(地域との交流)。授業や講演のような会話だけの人間関係よりも、一緒に活動を通して「スキンシップ」触れるという行為を加えてあげるだけで、その人間関係は深さを増すことができるのである。それは生徒にとって信頼感、安心感を生むからだ。地域社会の方との活動によって、不審者発生等の緊急事態に逃げ込むなどする場合、知っている人の家の方が安心して助けを求められるという効果も見込むことができる。

 活動による保護者の学校行事への参加、学校教育への興味関心の増進を図ることができる。また、教師と保護者の間に討論をはじめ、お互いの人間性を理解し合える場が増える。現在、生徒だけではなく保護者と教師の信頼関係を築く場が必要である。懇談会などのクラス単位のものだけではなく、クラスを超えて地域での関係など、緊急事態での対応などの地域の連携を図るためにも必要である。今の状況は、「親−クラス−学校−教師」という単線的な関係だけという感が強い。いろいろな形の関係を築いていくことによって、関係をより深めていくことができる。また、保護者同士のふれあいの場にもなり、家族と家族の関係を築いていくことも地域づくりには必要であるだろう。
 地域と学校の活動や連携は何か問題が起きた時のため、という考え方が強いかもしれないが、普段の授業からは感じることのできないことを体験できたり、人との交流の中で人間関係の築き方・方法論を学んだり、自分の将来に関して夢や目標になる職業を発見したりと、新しい希望を与えるためにも必要なことであるだろう。現代の社会、特に子供たちの目に見える範囲である地域社会から、「モデル」が減少していることが言える。経済界ではコンビニやスーパー等の価格競争により、個人経営の店の存在が危ぶまれており、地域社会がどこにでもある特徴を持たない社会に様変わりをし、子供に対して興味を持たせることが難しくなっている。そして、「モデル」不在によって夢を発見することができず、勉強だけに追われて生きている子供が増えているのではないか。

 部活動。専門でない部活動の顧問をやる羽目になっている教師が増えているようだ。学校や先生によって、指導方法などが異なり、実力や今後の人生の影響に差を開いてしまうというのは好ましくないことだ。子供が将来ふと考えた時に、あの時あの部活に入っていなければということは避けたいものである。そこで、地域からの指導者を募るという試みを行なってみてはどうかと考える。技術的側面のメリットだけではなく、顧問の先生が忙しい時に指導者がいることで、まじめに取り組むという集団としての「まとまり」と継続の力を身に付けることができる。どうしても指導者がいないと怠けがちであるし、部活動という思春期の中学生の集団組織をまとめ上げるには指導者は不可欠であろう。また、指導教員が付き添いでいないと校外での活動ができないために、狭い校内で少し危険な場所を使用しているというのが現状である。危険の面だけでなく、競技の実力を損なうことでもあるので、改善をはかる必要のある問題だ。

 大学生の力に目を向けてみてはどうかと考える。現実として、時間を余している大学生が多く存在することは確かなことだ。大学の生活は個人個人の授業時間割であるので、割と自由に有効的に時間を使うことができる。サークル活動などを行わなければ多くの学生が、人との係わり合いの中で何かを学び取るという特殊な経験が不足している時代だと思われる。

 部活の参加人数が減ってきているのではないかということを感じる。普段の生活の中で他の事に時間を多くとられてしまい、打ち込める時間がなくなっているからではないだろうか。何もかもが中途半端になっているのだろう。全てのことをパーフェクトに行なうには時間が足りない。自分の生活時間の範囲内で事を行なうためには、@自分の活動の全てを中途半端に行なうか、A打ち込むことを一つに絞ってしまうかである。現代において、周りからよく見られるのは前者の全てを行なう方だろう。しかし、打ち込むことを一つに絞って取り組む方が人間の成長としては良いと考える。そのためには、それができる家族の教育に対する理解と、しっかりとした活動の行なえる環境が必要だ。また、現代の日本の社会状況として、スペシャリストよりもゼネラリストが企業として好まれる、という性格もあるため、地域社会の改善による地域社会の影響力をもって、社会状況を改善していく必要もある。

 交換留学。一般の留学・ホームステイが難しい現状の日本の家族をはじめとする地域社会において、交換留学という活動は好ましいことだと感じる。この活動のより一層の発展のために、市の職員や教員だけが努力するのではなく、地域全体として活動の活性化を行なうために、よりよい地域づくりが必要となってくる。留学を行なった生徒が学校や人間だけ思い出を作って帰っていくのではなく、またこの場所に来たいという気持ちを起こさせるためにも、地域全体としての思い出を作れるような、そういった活動にしていく努力が今後求められるべきだ。

 IT 。現在、ホームページを作成している学校が増えている。これは地域に根ざした学校づくりという点で大きく影響を与えるだろう。パソコン部でも作り、生徒がホームページ作りを行なう形をとることで、興味を持って活動する場が提供できる。また、より良いものを作るために、社会見学として、IT会社へ見学に行ったりすることで地域交流もはかることができる。一番大きな点としては、卒業していく子供たちが何年たっても自分の卒業した学校の情報を気軽に得ることができることである。それにより、地域に興味関心を抱き、地域の向上・発展につながるだろう。

 現代の教育は政治的側面が強くなってきている。英語や留学にしても、後々役に立つからと考えている人は少なくないだろう。政治的側面というのは、現代政治が民主制でグローバル化に伴う政治範囲拡大という性格のため、常に問題や課題を持っている。それが現代において、山積みになっており、政治的側面が強ければ、教育はイメージからして暗いものになってしまう。問題・課題が少量であれば、改善しようという興味が生まれやすいが、山積みにもなっていれば逆にやる気を失わせてしまう。その性格が教育に強く影響しているわけだ。現代、地域離れをしている教育は、必然的にグローバルな視点での教育になっている。子供の教育離れという問題を解決するためには、より身近であり、より暗くない・明るいイメージである地域づくりをしていく必要がある。

 地域との関係における分業。子供や教師だけでなく、学校を中心とした、地域社会全体の余裕を作っていくことを目標とすべきだと考える。学校も家族も地域も全てを含んだ単位での社会作りをしていく必要があり、その中心の場が学校であったとしても、問題はないだろう。むしろ、地域社会全体で教育を行なっていくという点において最も適していると言えるだろう。
   社会の一員として。
 地域の役割・・・夢・希望を与えるモデル
 PTAの役割・・・教育環境の整備
 家族の役割・・・教育に対する理解、学校への信頼、子供が安心できる生活環境作り
 教師の役割・・・いろいろ
 子供の役割・・・夢を持ち、真剣に取り組める活動を行い、様々な経験を積み、成長する
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